しっかりとした厚塗り赤とキャンバスの白さを追求●『太陽』○がんどうあつし絵画油絵 美術品・アンティーク・コレクション

ジェッソ(キャンバス地塗り剤)の白さはH社のほうが少し上でした。白色の顔料として使われるチタニウムは現代の技術をもってしても変色をまったくゼロにすることはできません。ある程度光（紫外線など）や熱にも触れるから油が良い感じに熔けた状態が続き変色とヒビ割れしにくくなるというのが私の学習と考えです。でも油絵は空気があるから結合し、気温でも油の固さが変化します。瞬時に真空に加工する技術でもあれば別ですが、その場合絵の具が水分蒸発できず経年で徐々に白く曇ると予想し彩色が難しいです。日の丸の赤はウィンザー＆ニュートンの油絵具094番カドミウムレッド使用です。世界最高レベルの発色、耐光性等級（ASTMによる1等級）私が世界中のカドミウムレッドを比較し一番好きな赤で濃く発色の良い赤です。従来チタニウムホワイトは少し黄色っぽいホワイトと認識していましたが、U-35のチタニウムホワイトは他と比較し黄ばみがほとんどありません。ご覧頂きましてありがとうございます。発送前にもう１度白さを調整します。その結果により使用し続けるかが決まります。油彩額縁は樹脂製ですが、従来の渋すぎる額は雰囲気が重く作品と合わないので、この額のゴールドの色あいとデザインが一番良いです。がんどうあつし絵画油絵F…。額に入れ絵の表面をガラスまたはアクリル板で覆い外気になるべく触れさせないようにすれば空気中のチリなど付着することも防げるし作品を長持ちさせることとなると考えます。私の制作記録によると白を10回以上塗り重ねて仕上げておりますので麻の茶色とキャンバス表面の黄色っぽさを限りなく白くできると考えます。お部屋で絵を飾って「良い気分」を追求しています。安価な染料系の代用品の赤は時間経つと変色するため使用しておりません。U-35は顔料濃度が高く、従来アクリル絵の具のように下の色が透けやすく描きにくいことを解消しています。しかし実験で黒画用紙の上に描いても透けないのが、今回新しく使用したU-35のジェッソでした。背景の白はターナーの新アクリル絵具U-35のチタニウムホワイトで仕上げております。今どんぐらいの厚みまでならヒビ割れしないか、つるつるなアクリル板や光沢面・油性面などの上に塗り剥離しないか定着力の実験中です。表面から固い油膜に変わってきます